こども造形教室
3.壁画を描こう!
本当に描いていいの?

スタジオでは毎年自らの外塀に壁画を制作しています 。

スタジオは駅が近くということもあり、以前は建物を囲まれるように放置自転車・バイクが山積みでした。教室を始めたのを良い機会に、それら放置車両をご近所の皆さんの協力で一掃してから(それだけで何ヶ月もかかりましたが・・・・。)外塀を白く塗り、こどもたちに絵を描いてもらうことにしました。

こどもたちは自分の背丈よりも大きい壁に四苦八苦しながら、ペンキだらけになって元気よく描いています。絵を描いてくれているのは小学生1〜6年生のこどもたちです。テーマは自由ですが、それぞれ前もって下絵を準備して描いています。しかし実際の壁の前に立つと、その大きさに圧倒されてなかなか思い通りには描けないようです。

10年以上続けていますが、未だに試行錯誤の連続です。
こどもたちに楽しい絵を描いてもらう為には太い筆(刷毛など)をなるべく使わず、普段使っている水彩の筆で描いてもらうと良いようです。壁面に描くには細すぎるようにも思えますが、ベタ塗りができないためにかえって表現が豊かになるようです。大きな刷毛などをこどもたちにふんだんに与えてしまうと、ペンキを簡単かつ広範囲に塗れてしまうため、どれも似た様な絵になってしまいます。
また色(ペンキ)は20色程度を前もって私たちスタッフで水性ペンキを調合して作っておいて、それを混色しないで描いてもらっています。当初は自由に混色して描いてもらっていましたが、どうしてもいろいろ混ぜすぎて壁面がグレーだらけになってしまっていたので、いまは色数を制約しています。しかしどうしても欲しい色がある場合はこどもの話をよく聞きながらスタッフが色を作るようにしています。

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ペンキは通常の水性ペンキです。特に屋外用のものではありませんが、1年間ははがれたりすることはありません。毎年すべて使いきる訳ではないので色数は少しずつ増えています。

「壁画」は公共性の高い作品なので、こどもたちの自由な発想と公共性とのバランスをうまくとることがとても大切だと考えています。
元々の暗いコンクリート塀も壁画を描くようになってからとても明るくなり、放置自転車が山になっていた路地の雰囲気もガラリと変わりました。今ではご近所の皆様の楽しい散歩道として楽しんでいただけているようです。
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やっと放置車両がなくなった状態。
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3回塗りでやっと白くなりました。
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こどもにとってはとても大きな画面。

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7これまでの壁画作品(2000年〜2009年) はこちらでをご覧ください。

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1997.7掲載2008.6更新

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